山の辺の道(やまのべのみち、山辺の道、山辺道、山邊道)は奈良にある古道。三輪山から春日山まで南北に延びるこの道は、記録に残る上で日本最古の道として知られている。
ただ単に古い道というだけでなく、三輪明神、石上神宮、平安神宮などの古くからの信仰の地をめぐり、数多くの古墳の間を縫うように進むため、古代のロマンを感じるにはもってこいの道となっている。
古い道であるため、そもそもどのようなルートを辿っていたのかについてはほとんど解明されておらず、文献に出てくる描写や地域の言い伝えに残る情報を集めて、自治体がおおよそのルートを設定している。その一部は東海自然歩道にも指定されており、舗装区間も多い。
今回は近畿日本ツーリストが提供している「てくてくまっぷ」に従って歩くことにした。この地図は奈良駅など主要な駅にも自由に持ち帰れるように設置されており、これを手持ち資料として利用させてもらった。また、道中には山の辺の道を案内する道標が至るところに設置されているため、ほとんど道に迷うことなく歩くことができた。
※投稿日は2021年だが、訪問日は2016年。歩行当時と現在の状況が変わっている可能性もあるので、歩く際には別途事前調査を行った上で臨んでほしい。
参考文献
- 奈良−⑦北・山の辺の道(1)
- 奈良−⑧北・山の辺の道(2)
- 奈良−⑨山の辺の道
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