秩父三十四カ所巡礼の旅 Day5の③ 〜小鹿野町へ突入〜
大指集落の外れ、大指バス停の奥には文化6年(1809年)建立の巳待塔が鎮座している。
巳待が行われる「巳の日」は弁財天の縁日でもあり、弁財天が水を司る神であることから、巳待講は水害が多発する地域でよく見られる。この巳待塔のある場所もすぐ脇に沢が流れている。
県道37号線を緩やかに登ると小鹿野町(旧両神村域)に突入する。
小鹿野町に入ってしばらくすると、かつて一里塚や巡礼宿があったとされる東下野沢に差し掛かる。その痕跡を探してみたが何も見つからなかった。
さらに道なりに進むと右手に八坂宮と巳待塔が鎮座している。隣接する住宅...