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©こけ
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2020/03/14

東海道検定を受験してきました


2020年3月2日(日)に、「東海道検定」なるものを受験してきました。

きっかけは昨年8月、(ブログ記事にはしていませんが)東海道歩きの道中、袋井宿の辺りを歩いていた時に発見したこのポスター。


これまで歩いてきた中でも目にしたことがなく、数少ない散歩仲間との交流の中でも耳にしたことがないこの検定。ネットで調べてみてもあまり情報がない。なんでも合格すれば「東海道マイスター」の称号が得られるとのことで、興味が湧いたので受験してみることにしました。

東海道検定
http://www.tokaido.or.jp/kentei-1.html

2020年度の検定要項は以下のような感じ。

【3級】
4択 100問
70点以上で合格

【2級】
4択 50問 記述 25問
80点以上で合格

会場は、
①東京地区:品川区交流館
②神奈川地区:ふじさわ宿交流館
③静岡地区:静岡県総合社会福祉会館シズウェル
④愛知地区:熱田 旧魚半別館
⑤三重地区:亀山市市民協働センターみらい
⑥滋賀地区:甲賀市ひと・まち街道交流館
⑦京・大阪地区:守口市中部エリアコミュニティーセンター会議室1
から選択。

2級は3級合格者のみ受験可能ということで、まずは3級を受けてみることにしました。

出題は検定を主催する「歴史の道東海道宿駅会議」が販売している問題集から9割出題されるとのことで、問題集を購入して様子を見てみることに。


申し込みから1、2週間ほどで届きました。
問題集を眺めて見たところ、かなり重箱の隅をつついてくるタイプの問題が出題されることが明らかに。

例えばこんな問題。

問題:箱根の急坂が、石畳に改修されたのはいつだったでしょう?
A 寛永11年(1634)
B 慶安4年(1651)
C 延宝8年(1680)
D 元禄7年(1694)
→答:C

問題:幕府公用継飛脚は、江戸から京都間で何日かかったでしょう?
A 2日以内
B 3日程度
C 4日程度
D 5日程度
→答:B

問題集には問題と回答しか載っていないので、回答の背景は各自調べるしかありません。
また、問題自体もいわゆる学校の入試のように「なぜその答えが回答になるのか」を考えさせる要素は少なく、単純に知識として知っているかどうかの勝負になります。

とりあえず問題集を最初から最後まで解いて見た感じ、初見で解けたのは1割程度。東海道や歴史に詳しい人でも8割くらいしか解けないのではないかなという難易度でした。

問題のジャンルも幅広いので、合格のためにはとりあえず問題集を丸暗記が最良手な気がします。4周程問題集を解いて9割くらい覚えられた気がしたので、その状態で検定本番に臨みました。

検定当日の様子



私は東京住まいだったので、東京地区の会場「品川区交流館」へ。
交流館前ではスタッフらしき方々が法被を着て案内していました。1階受付で名前を告げると、会場の4階会議室に案内されました。

会場は小さな会議スペースで、3級受験者が約10名、2級が2名ほど。皆さん問題集を読み込んでいて、最後の確認に余念がありません。

受験時間は1時間半ですが、冒頭の説明で「ほとんどの方は30分以内に終わります」とのこと。3級の受験者はほとんどが初回受験だったようで、説明している方の話ぶりだと、合格率はかなり高いように見受けられました。

そして試験スタート。

問題集に出ていた問題は選択肢も同じものが出ていたので、スムーズに回答していくことができました。
一方、新規問題は知識で解けたのは2割くらいで、あとはいくら考えても解けない状態でした。
あんまり長く考えても仕方ないので、そそくさと記入を終え、気づけば開始15分で一通りの回答が終わっていました。
気になった問題を何回か確認して、ああやっぱりわからないなーと思っていると、開始30分が経過したので会場を出ました。
同じタイミングで外に出た人は何人かいたので、特別私が早く解けたという訳でも無さそうでした。


問題は持ち帰り可能でした。

感触としては、
問題集に載っていた問題:95%
新規問題:40%
くらいの正解率かなと思っています。トータルで9割くらいの出来でしょうか。

解答は後日ホームページで公開されるとのことで、合格者には「東海道マイスター」のワッペンの発送をもって通知されるそう。


とか書いていたら試験から2週間ほどで合格章が届きました。
自分の得点は添付の回答と照らし合わせて判断するしかありませんでしたが、おそらく88点かと思います。

3級に合格したので、来年2級を受けるのか悩ましいところですが、東海道の盛り上げに一役買うと思えば、まあそれもいいのかなと。