【歩き旅】大山街道 Day4その③ 〜住宅街に残る石仏〜
鷺沼駅前から八幡坂を下り再び国道246に出てくる。ここに小さなお堂が建っている。この阿弥陀堂には二体の石像が祀られており、阿弥陀如来像には元禄元年(1688年)の銘が刻まれている。疫病で亡くなった子供たちを弔うために地元町民が建立したものだという。
この先しばらくは旧道が失われている。できるだけ旧道に近いルートを選んで進むと、道標を兼ねた二基の馬頭観音があった。笠付のものには文化2年(1805年)の銘が入っており、「左大山道 右王禅寺道」と刻まれている。
王禅寺は川崎市麻生区にある古刹で、東の高野山とも称される寺院であ...