気の向くままにつらつらと。

歩きや自転車で巡った様々な場所を紹介します。ついでにその土地の歴史なんかも調べてみたりしています。

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気の向くままにつらつらと。

2018/06/24

【歩き旅】大山街道 Day8 その③ 〜さよなら大山〜


大山街道を制覇した余韻もさながら、この山を下らなければお家に帰れない。 下りは雷ノ峰尾根から見晴台を経由して阿夫利神社下社へ戻り、さらに女坂を使って大山ケーブル駅に戻るルートを採用した。 不動尻分岐の先から雷ノ峰尾根をその名の通りジグザグに降りていくと見晴台に到達する。靄がかかって景色があまり良くなかったのでスルー。 見晴台を越えてしばらくすると巨大な杉があった。元々、大山祇神を祀った山の神神社の御神木と他の木が下部で結合しているもので、「絆の木」と呼ばれているという。 橋を渡りながら進むと、その先には二重滝。水量は少ないが、かつてはこの滝も禊で利用されていた滝で、雨乞いの滝とも呼ばれている。 二重滝の隣には二重社がある。ここでは高龗神が祀られている。高龗神は八大龍王という名でも知られており、龍族の王とされる。そのため狛犬の代わりに龍が置かれている。 二重橋から10分ほどで下社へ戻ってくる。ここからは女坂をたどって麓を目指す。 女坂は道中に七不思議という見どころがあり、...

2018/06/21

【歩き旅】大山街道 Day8 その② 〜大山攻略〜


下社から上社のある大山山頂へは登拝門を潜って石段を登っていく。明治初年の神仏分離までは、大山では夏の山開き(7月27日〜8月17日)の時期のみ登拝が許されており、それ以外は門が閉ざされていた。 門の鍵は古くから東京日本橋のお花講が管理しており、今でも7月27日の山開きにはお花講が扉を開ける慣習が残っている。とはいえ現在では通年に渡り登山が可能であり、登拝門は常に開いている。そこで、失われてしまったこの門の意義を尊重する形で、片側を閉ざした「片開き」の状態で門を設置している。現在の門は平成24年(2012年)に再建されたものであ...

2018/06/16

【歩き旅】大山街道 Day8 その① ~大山てくてく~


ついに最終日。本日は大山山頂を目指して街道歩きというよりは登山に挑戦する形となった。せっかくの登山日和ということもあり、今回は友人を道連れにして頂を目指す。 小田急伊勢原駅から大山ケーブル駅行きのバスに乗り20分ほどで終点の大山ケーブル駅に到着。バス停からすぐに「こま参道」の階段が延びる。もともとは左手にあったもみじ坂が参道だったが、関東大震災の被害により付け替えられた。 途中「茶湯寺」への分岐がある。前回のエントリーで複数の寺院が合併してできたと紹介した寺だが、今回は立ち寄らず。 参道には豆腐料理屋、食事処、土産物屋などが立ち並んでいる。大山は関東近郊では初心者向けの登山コースとして名高く、この先も小さい子供の姿を何度か見かけた。 「左 阿夫利神社...