【歩き旅】水戸街道 Day5 その② 〜稲吉から石岡へ〜
下稲吉一里塚の先で「稲吉宿入口」の案内標識があるので、それに従って左手に曲がる。
県道197号線との交点に大正5年(1916年)の道標が建っている。「上稲吉ヲ経テ小田北条ニ至ル約四里」「土田市川ヲ経テ石岡町ニ至ル約二里 清水中貫真鍋ヲ経テ土浦町ニ至ル約二里」と刻まれているという。元は現在地より南の丁字路にあった道標である。
稲吉宿はこの辺りから宿場として軒並みが伸びていた。
稲吉宿は万治年間(1658〜61)に成立した宿場で、比較的大規模な土浦宿と府中宿の中間の宿場としての役割を果たしていた。江戸時代後期には1...