【歩き旅】水戸街道 Day6 その② 〜片倉から小幡へ〜
街道は大きく右に曲がって片倉宿へ。片倉宿は本陣を持たない小規模な宿場であったが、岩間村(現:笠間市下郷)へと伸びる岩間道の分岐点でもあった。
宿内にはいくつか旧家が残っており、往時の雰囲気を忍ばせる。加藤家には「復旧門」と呼ばれる門がある。この門は水戸藩士・加藤伊衛門がこの地で郷士に着任した際に建てられたもの。元治元年(1864年)に天狗党の焼き討ちに遭い、母屋と門を焼失したが、残った柱二本を使って再建した。そのため、柱の上部には当時の焼け跡が残っているという。
街道が90度折れ曲がるあたりまでが宿場であったが...