気の向くままにつらつらと。

歩きや自転車で巡った様々な場所を紹介します。ついでにその土地の歴史なんかも調べてみたりしています。

※当サイトに掲載されている内容は、誤植・誤り・私的見解を大いに含んでいる可能性があります。お気づきの方はコメント等で指摘して頂けると嬉しいです。

©こけ
Powered by Blogger.

気の向くままにつらつらと。

2021/04/29

【歩き旅】山の辺の道 Day2 その①


 山の辺の道2日目。石上神宮より北上して平安神宮を目指す。楼門前を東に進み、神宮の奥へと進む道がルートに指定されている。石上神宮の敷地を抜けると、布留川へ降りていく道がある。ここに掛かるなんの変哲もない橋は「布留の高橋」と呼ばれる。もちろんこの橋は近年架けられたもので、かつての正確な位置は不明だが、万葉集にも詠まれるほどの橋であった。当時の技術としては川底から相当高い位置に掛かっていたようで、珍しいものとされていたのだろう。また、この橋周辺に住んでいた人が「高橋」姓を名乗り、それが全国に散らばったことから、「高橋」姓のルー...

2021/04/11

【歩き旅】山の辺の道 Day1 その③


 柿本人麻呂句碑を越えると、少し上り坂となる。その途中に数多くの石仏が置かれていた。写真上段にある一際大きい石仏は、鎌倉時代に作成されたものだという。この裏手に公衆トイレと中山寺跡がある。坂を登りきると遊具が併設された広場があるが、ここは大和(おおやまと)神社御旅所。大和神社は日本最古とも言われる神社で、遣唐使もこの神社で祈願してから旅立ったという。例祭である「ちゃんちゃん祭り」では、ここから約2km西にある本殿からこの御旅所までを往復する渡御が催される。広場の一角には歯定神社がある。医療の神・少彦名命(すくなひこなのみこ...