秩父三十四カ所巡礼の旅 Day6の③ 〜最後の峠へ向けて〜
三十三番寺・菊水寺に到着。
正面に「正大悲殿」の額が掲げられている本堂は、文政3年(1820年)に再建されたもの(大悲殿は観音菩薩が祀られている建物を指す)。入母屋造りの建物に菊水の紋がよく映えている。
写真に収めるのを忘れてしまったが、境内には県内最古と言われる寛保年間の芭蕉句碑「寒菊や こぬかのかかる 臼のはた」がある。
ここまでくれば最後のひと踏ん張り、意気揚々と34番寺を目指す。
桜井橋までの区間はところどころ旧道が残されており、旧道のうねうねとした線形を楽しむことができる。桜井橋はかつて現在よりも少し上流に位置...