気の向くままにつらつらと。

歩きや自転車で巡った様々な場所を紹介します。ついでにその土地の歴史なんかも調べてみたりしています。

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気の向くままにつらつらと。

2024/04/14

【歩き旅】北国街道 Day5 その⑤


国道18号との合流点に落影集落の説明板がある。ここから少しだけ国道に沿って進んでいく。国道沿いのラーメン屋でお昼をいただく。北国街道(小古間)の案内板がひっそりとあるので、ここで旧道に入っていく。ちょっとした森の中を抜けると文久2年(1862年)銘の馬頭観音の祠があった。ここから小古間の集落に入る。江戸時代に古間宿から独立した村で小さな集落だが、かねてより「飯縄・戸隠・黒姫・妙法の四山が一望できる」景勝地だった。集落内は緩やかな下り坂になっている。小古間集落を抜けて田んぼの中の道を北へ進めば大古間の集落へ突入する。小古間川を境にかつ...

2024/04/13

【歩き旅】北国街道 Day5 その④


しなの鉄道北しなの線のガードを潜る手前に「北国街道牟礼宿」の碑がある。八蛇川を牟礼橋で渡ると、牟礼宿となる。牟礼橋を渡ると道は左に折れる。これが宿場東側の枡形の名残のようだ。牟礼宿は東組と西組に分かれ、半月交代で宿場の業務を行っていた。江戸時代に本陣を管理する高野家と「上の酒屋」を営む小川家が対立し、宿内が分裂したのだという。本卯建が上がる建物は、古間鎌問屋を営んでいた山本家。かつて牟礼からこの先の古間、柏原にかけて、問屋制家内工業による「古間鎌」と呼ばれる鎌の生産が盛んだった。かつては全国2位の生産量を誇ったという。役場前交差点に...