【東京市電】大塚「郡市境界」という変わった停留所名の話

豊島区の中心地といえば、「池袋駅」を思い浮かべる方が多い。池袋駅といえば今では、新宿駅、渋谷駅に次いで世界第3位の乗降客数を誇るマンモス駅。しかし、その今日の規模にまで発展したのは戦後になってからで、それまでは隣の大塚駅周辺の方が先に都市化が進んでいたことはあまり知られていない。個人的に池袋駅周辺の歴史を調べていたのだが、それを補足的に深堀りしていくには大塚駅周辺の歴史を調べる必要が出てきた。そして大塚駅周辺の発展に寄与していたのが「東京市電」つまり、都電荒川線・東京さくらトラムの存在であったことがわかった。大塚駅から南側に伸びる東京市電についての記述を、『地方鉄道及軌道一覧...