【歩き旅】北国街道 Day4 その③
「十五丁」と刻まれた石が置かれていた。この善光寺までの距離を表した丁目石をカウントダウンしながら善光寺を目指す。かるかや山前交差点を超えた右手に西光寺がある。創建した苅萱(かるかや)上人には妻子がいたが、出家後に訪問されるのを嫌い、それまでいた京都から高野山へ移る。子の石堂丸が後を追って尋ねるが、苅萱上人は父であることを隠し、父は他界したと嘘を教える。この話に嘆いた石堂丸は苅萱上人に弟子入りを懇願し、しぶしぶ許可されるが、その後再び一人で旅に立ち、善光寺如来に導かれて正治元年(1199年)にこの地に草庵を開いたものが西光寺の始まりで...