【資料】月待対応表
散歩をしているとよく見かける「月待塔」。集落や仲間が特定の日の夜に集まって、夜を寝ずに過ごすことで悪霊を追い払おうという民間信仰を行った証として建てられていることが多い石碑である。「講」と呼ばれる集会を行う月齢を当たり日といい、「十九夜」や「廿三夜」などの形で石碑に彫られていることもあるので、どの月待ちを行ったのかを判別することができる。しかし、時折石像と「○○講」という集会を行ったグループ名だけ刻まれている場合があり、そうなるとどの月待ちかを判別しにくいときがある。実は、各当たり日に対応する本尊や刻像がおおよそ決まっている。また、月待ちには特定の地域で特に信仰を集めたものもあるので、そういった地域性も考慮して、その碑がどの当たり日の月待ちのものなのかを類推することができる。その対応表と、過去に訪問した際に見つけた場所を下記にまとめている。内容は随時更新していく予定。
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