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2022/02/07

【巡礼記】関東三十六不動尊 第六番 神木不動尊



この日は第5番札所・日吉不動尊へ立ち寄り御朱印をいただいてから、神木不動尊へ向かった。日吉不動尊から神木不動尊へは電車とバスを乗り継いでおよそ1時間の道のり。鉄道の最寄り駅はJR南武線の久地駅だが距離があるので、今回は武蔵小杉駅よりバスで向かい、神木本町バス停から徒歩5分ほどで到着した。


神木不動尊はヤマトタケルの東征の際、疲労困憊していたヤマトタケルの元に白鶴が現れ、連れられて訪れた泉の水を飲んだところ元気が回復したため、これを霊泉と考え一本の木を植えたことに由来するという。代々その神木を崇めていたが、後に智証大師・円珍が神木で不動明王を刻んだものが本尊だと伝わる。これが寺院の所在地である「神奈川県川崎市宮前区神木(しぼく)本町」の地名の由来となっている。


明治31年(1898年)建立の山門。入り口の両脇には仁王像が睨みをきかせている。山門から延びる石段の両脇にはツツジが植えられている。


山門を登りきったところに安政7年(1860年)建立の手水舎。その脇には季節柄七夕の笹が飾られていた。


本堂は安政6年(1859年)に再建されたもの。堂内には平成19年(2007年)に天台宗開宗千二百年を記念して制作された高さ3.6mの不動明王像が鎮座している。



等覚院は「ツツジの寺」として有名な観光スポットとなっており、境内には江戸霧島つつじ、平戸ツツジ、リュウキュウツツジなど様々な品種のツツジが二千株も植えられており、中には樹齢300年を超えるものもあるという。例年4月中旬〜5月上旬には境内一面がカラフルに彩られ、多くの参拝客を集めるが、このときは緑一面。それもまた風情があってよい。

霊場

神木山 長徳寺 等覚院 神木不動尊
所在地:神奈川県川崎市宮前区神木本町1-8-1
三十六童子:計子爾童子(けいしにどうじ)

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