【中央区観光検定】対策用情報まとめ(2022年版)
ここでは、2022年1月15日似開催される中央区観光検定に向けた情報整理を雑多にまとめたり記載したりします。(参考:中央区観光検定公式ホームページ)
※内容は随時更新していきますが、正確さは保証しません。
俳句・川柳など
句 | 場所 | 作者 | 備考 |
石町の鐘はオランダまで聞こえ | 十思公園 | ー | 徳川秀忠の時代に本石町に設置されていた鐘について、近くに長崎屋があったことから詠まれた句。 |
身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置きまし大和魂 | 吉田松陰終焉之地(日本橋小伝馬町) | 吉田松陰 | 松陰辞世の句。松陰は安政の大獄で伝馬町牢屋敷に入獄し、牢屋内で処刑された。 |
越後屋にきぬさく音や衣更 | 茅場町 | 榎本其角 | ー |
日の春をさすがに鶴の歩み哉 | 茅場町 | 榎本其角 | ー |
鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春 | 茅場町 | 榎本其角 | ー |
この人数舟なればこそ涼みかな | 隅田川 | 榎本其角 | 隅田川の舟遊びは納涼の最上級で、最盛期は舟が川を埋め尽くすほどだった。 |
京橋の滝山町の新聞社 灯ともる頃のいそがしさかな | 朝日新聞社跡地(銀座六丁目) | 石川啄木 | 啄木は朝日新聞社で3年間校正係の仕事に従事していた。 |
おおいなるもののちからにひかれゆくわがあしあとのおぼつかなしや | 築地本願寺 | 九条武子 | 西本願寺門主大谷光尊の次女・武子は、築地本願寺にいた際に関東大震災に被災し、震災復興事業に奔走した。 |
和らかでかたく持ちたし人ごころ | 水谷緑亭句碑(佃) | 水谷緑亭 | 川柳二世・柄井弥惣右衛門の門下となり50歳のときに五世川柳を襲名した。 |
此の世をはとりやお暇に線香の煙とともに灰さようなら | 真円山東陽院(勝どき) | 十返舎一九 | 徳川夢声が書いたもの。 |
冬の海見ればかなしや新佃 海水館はわび住みにして | 海水館跡(佃) | 吉井勇 | 吉井勇の歌集『毒うつぎ』掲載の一首。島崎藤村は『春』、小山内薫は『大川端』を海水館で執筆した。 |
妖術という身で握る鮓の飯 | ー | ー | 文政12年発刊の川柳句集『誹風柳多留』掲載の一句。すしを握る職人の手つきを妖術にたとえている。 |
建築様式
様式 | 建物 | 場所 | 備考 |
コリント式 | 三井本館 | 日本橋室町 | 外側にコリント式オーダー列柱が用いられている。 |
コリント式 | ハリオグラスビル | 日本橋富沢町 | 北面と西面のコリント式大オーダーは、昭和初期の銀行建築に多く見られる。 |
コリント式 | ガス街灯の柱 | 明石町 | 築地外国人居留地跡にある。腕金や繰り型などにコリント式の装飾が見られる。 |
ドリス式 | 三井本館 | 日本橋室町 | 内部1階にドリス式の円柱群がある。 |
ドーリア式 | カトリック築地協会聖堂 | 明石町 | パリの聖マグダレナ天主堂を参考に、ギリシャ神殿パルテノン様式で建てられた。壁面をモルタル塗り、正面にドーリア式の柱が6本並んでいる。 |
建築家
建築家 | 建物 | 場所 | 備考 |
ジョサイア・コンドル | 開拓使物産売捌所 | 日本橋箱崎町 | 日本銀行創業の地碑に建物の外観を描いたプレートがはめ込まれている。 |
辰野金吾 | 日本銀行本店本館 | 日本橋本石町 | 国指定重要文化財。バロック様式とルネサンス様式を混ぜた「ネオ・バロック建築」。 |
二代目清水喜助 | 第一国立銀行 | 日本橋兜町 | 5階建ての和洋折衷様式。 |
辰野金吾 | 渋沢栄一邸宅 | 日本橋兜町 | 関東大震災で消失。現在の日証館の場所。 |
横川民輔 | 旧三井本館 | 日本橋室町 | 関東大震災で被災したため、新しく現在の三井本館が建てられた。 |
妻木頼黄 | 日本橋の装飾 | 日本橋 | 麒麟と獅子のブロンズ像をデザイン。 |
高橋貞太郎 | 高島屋日本橋店 | 日本橋 | 地下2階・地上8階の店舗を新築。 |
村野藤吾 | 高島屋日本橋店 | 日本橋 | 昭和27〜40年にかけて増築を行った。 |
伊東忠太 | 築地本願寺 | 築地 | 古代インド様式。本堂・門柱(正門・北門・南門)・石塀が国指定重要文化財。 |
森山松之助 | 玉置文治郎ビル | 東日本橋 | 国登録有形文化財。関東大震災後の復興ビル。 |
東畑謙三 | 繭山龍泉堂店舗 | 京橋 | 国登録有形文化財。北面と東面は錆付き由来石を額縁上に廻し、壁面を弁柄入黒漆喰で仕上げた。 |
安井武雄 | 日本橋野村ビルディング旧館 | 日本橋 | 区指定有形文化財。日本橋橋詰で唯一現存している近代建築。 |
ジロジアス神父・石川音次郎伝道師 | カトリック築地教会聖堂 | 明石町 | パリの聖マグダレナ天主堂を参考にギリシャ神殿パルテノン様式で建築。 |
テーマ関連情報雑まとめ
★印は最近のニュース関連
※第8回「築地エリア」:テーマ問題は参考書から出題7問、それ以外3問出題されている。
【八重洲】
★Tokyo Tourch | 常盤橋タワー(A棟):2021年竣工、Torch Tower(B棟):地上63階・地下4階・高さ約390m・2027年竣工予定、変電所棟(C棟)、下水道局棟(D棟)からなる街区。展望施設、ホテル、オフィス、温浴施設(常磐湯)、横丁空間(TOKYO TORCH terrace)などを併設する。 |
★東京ミッドタウン八重洲 | 2022年秋開業予定。地上45階、地下4階で、オフィス、商業施設、バスターミナル、小学校を併設する。 |
ヤン・ヨーステン記念碑 | 豊後に漂着し、徳川家康の信頼を得て定住。家康の外交顧問や通訳、朱印船貿易に従事。 |
西河岸橋 | 泉鏡花『日本橋』の舞台。 |
日本橋西河岸地蔵寺教会 | 行基作地蔵菩薩。『日本橋』お千世役・花柳章太郎奉納の「板絵着色お千世の図額」が現存。 |
夢二・港屋ゆかりの地 | 竹久夢二「港屋絵草紙店」跡。記念碑上段に「港屋」のポスター陶板、右側に『待宵草』の歌詞。 |
一石橋親柱 | 『江戸砂子』によれば、北側に金座御用の後藤氏、南側に御用呉服商の後藤氏の屋敷があったため、五斗(後藤)×2で一石(=十斗)という。『十方庵遊歴雑記』によれば、永楽銭1貫文を米一石と交換した場所だからだという。大正11年に鉄筋コンクリート造アーチ橋→平成9年に大改修。かつて市電が通っていて、関東大震災でも倒壊しなかった。 |
一石橋迷子しらせ石標 | 日本橋西河岸町人が安政4年に建立。「まよひ子のしるべ」と記されている。右側に「たづぬる方」、左側に「志らする方」と刻まれている。 |
【兜町】
★KABUTO ONE | 2021年8月開業。地上15階・地下2階の大規模複合用途ビル。世界最大規模のキューブ型LEDディスプレイ「The HEART」。日比谷線茅場町駅に直結する予定 |
鎧の渡し | 源義家が奥州攻めに向かい途中で暴風雨にあったが、鎧一領を懐中に投じて龍神に祈ったところ無事に渡ることができた。 |
鎧橋 | 明治5年架橋。明治21年に鉄鋼製トラス橋、昭和32年に現在の橋となった。橋の袂にメイゾン鴻巣があった。 |
兜神社 | 宇迦之御魂神が御祭神。大国主命(大黒)、事代主神(恵比寿)を合祀。兜町の由来となった兜岩がある。 |
海運橋親柱 | 本木材町と坂本町を結んでいた。 |
東京証券取引所 | 東京株式取引所が前身。取引所内に株式投資を疑似体験、売買管理業務を見学できる「東証Arrows」がある。 |
銀行発祥の地 | 明治5年に国立銀行条例。三井八郎右衛門、小野善助らにより国立第一銀行を創設。帝国銀行→第一銀行→第一勧業銀行→みずほ銀行と変遷。みずほ銀行兜町支店に発祥の地の銅板がある。 |
【茅場町】
茅場橋 | 橋の南詰に茅場河岸があった。 |
茅場町薬師詣 | 日枝神社の御旅所(現在の日本橋日枝神社)の別当寺として智泉院が建立された。恵心僧都(源信)作の薬師如来は山王権現の本地仏として御旅所に安置されていた。毎月8日と12日に植木市。廃仏毀釈により薬師如来は川崎市等覚院に移された。 |
榎本其角住居跡 | 江戸時代の俳人、蕉門十哲の一人。宝井とも称する。一派は江戸座とも呼ばれる。 |